散骨は近年需要の伸びている供養の方法で、海洋散骨・山林散骨など複数の種類があります。
しかし散骨にはネガティブなイメージを持つ人も多く、故人の遺言であったとしてもなかなか受け入れられないことが多いのも事実です。
そこでこの記事ではなぜ散骨が敬遠されがちなのかという理由と共に、散骨に関する正しい知識をご紹介します。
散骨が敬遠されがちな3つの理由
散骨はなぜネガティブなイメージが先行し、敬遠されることが多いのでしょうか？
考えられる主な理由を4つご紹介します。
伝統や文化へのこだわり
一部の人々にとっては、供養とは伝統的（一般的）な墓地に埋葬されることが重要であり、散骨はその伝統や文化とは一致しないと考えられることがあります。
伝統的な墓地に埋葬されることは、祖先への敬意や尊厳を保つ手段とされることもあるため、散骨という供養の方法に抵抗を示すことが少なくありません。
故人へのリスペクトの欠如
散骨は、火葬後の遺骨を粉骨して散布する方法です。
散骨は遺体の処理に対する敬意やリスペクトが欠けていると感じられる場合があり、
倫理的な観点から受け入れられない場合もあります。
終焉の場所の欠如
一般的な墓地では、故人の遺骨が一定の場所に集約されることによって、故人の終焉の場所を確保することができます。
散骨を選択する場合、遺骨が散布された場所は特定の墓地や墓標が存在せず、終焉の場所が定まらないというネガティブなイメージの先行が考えられます。
追悼や供養の機会の喪失
一般的な墓地では、遺族や関係者が墓地を訪れて故人に対して追悼や供養を行う機会が提供されるものです。
散骨を選択する場合、散布された場所へのアクセスが制限されたり、継続的な追悼の場が提供されない場合があるため、故人への追悼や供養の機会が喪失されると感じられることが敬遠の理由の一つとして挙げることができます。
散骨に関する正しい知識
散骨は決してネガティブなものではなく、供養の方法として認められているものです。
故人が散骨を希望した場合などは、できる限り寄り添った形を取ることが望まれます。
散骨とはどのようなものなのか、正しい知識をご紹介しましょう。
散骨とは？
散骨は、火葬後の遺骨を粉骨して散布する方法です。
散骨の方法としては、海や川、山などの自然環境や特定の場所で行われることが一般的です。
法的な制約は？
散骨は地域によって異なる法的な制約が存在します。
一部の場所では特定の許可や手続きが必要とされることもあるため、散骨を行う前に関連する法律や規制を確認し、適切な手続きを取ることが重要です。
遺骨の処理方法は？
散骨に際しては、遺骨の適切な処理が必要です。
通常の散骨では火葬後の遺骨は、粉末状（粉骨）にされます。
散骨を行う場合、遺骨すべてを特定の場所に散布するだけではなく、一部の遺骨を手元に残しておくことも可能です。
環境への配慮は必要？
散骨を行う際には、環境への配慮が重要です。
海や川への散骨の場合、水質や生態系への影響を最小限に抑えるため、指定された場所や方法に従うことが必要です。
山や森林への散骨の場合も、生態系への影響を考慮し、地元の規則や指示に従う必要があります。
追悼や供養の機会は？
散骨は故人の遺骨を特定の場所に散布することであり、墓地に比べて追悼や供養の場所が明確ではありません。
散骨を選択する場合、追悼や供養を行うための代替手段を考えることが必要です。
新しい供養のカタチ・お参りのできる珠花散骨とは？
珠花散骨は、埼玉県春日部市にある観音院で行うことができるお参りのできる散骨施設です。
珠花散骨では、散骨施設に「焼香」「献花」場所を用意し、プレート型墓標には戒名・俗名・没年月日・没年齢等を字彫してから設置し、魂入れも行います。
『散骨をしてしまうとお参りや献花ができない』という従来のデメリットをカバーした新しい供養ができる施設です。
- お墓を継ぐ後継者がいない
- 納骨するお墓がない
- 家族に負担を掛けたくない
- お墓にお金をかけたくない
という方におすすめの新しい供養のカタチ・珠花散骨。
経済的な供養を検討されている方はぜひ一度お問い合わせください。
